遺る写真
遺る(のこる)…消えないであり続ける、後世に伝わるなどの意味があります。
その場にある雰囲気やそこにいる人たちの喜怒哀楽などを遺したい。
例えば、「この写真を撮った時こんな話をしてたな」とか、「この写真撮った時、確かこんなことがあった後で…」など、
思い出を丸ごと写したい。
ありのまま、その時のその人を遺したい。
前撮りの一部や婚活用など、しっかり撮らなければいけない時は、
お客様の意に反しないように相談しながらポージングをお伝えしていますが、
そのほかの撮影で細かいポーズを要求することはしたことがありません。
話しながら、遊びながら、その人のありのままを撮影させていただいております。
その結果思いの外仲良くなり、撮影外でのお付き合いをさせていただいている方も多くいらっしゃいます。
その場限りのお客様というより、できれば50年付き合っていけるようなお客様が良いという考えです。
お客様と共に歳をとり、いろんな場面を撮影させていただく。記念でも、お祝い事でも、
その人の人生にとって大切な瞬間を撮影させていただける。これに勝る幸せはありません。
そんな「遺る写真」を撮るためにも、「50年付き合えるお客様」として関わっていただけるためにも、
マナーや礼儀は絶対だと思っております。
座右の銘は、感謝を忘れないという気持ちも込めて「親しき仲にも礼儀あり」です。
なぜ遺る写真を撮ろうと思ったのか。
時間が経っても何度でも見たくなる、飾ってあれば思わず立ち止まって見てしまう、
私はそういう写真が良い写真だと思っております。
例えばそれが赤ちゃんのいる人であれば、携帯の中に入っている子供の写真やみんなで撮った写真でしょう。
ご両親やお祖父様お祖母様など、家族みんなで撮った写真を良い写真だとずっと持っている方もいるでしょう。
そういった写真はきっと、普段通りの笑顔や表情が写っている写真ではないでしょうか。
そんな写真を高画質・高品質で撮ることができたら、もっとはっきりとした記念や思い出になるのではないかと思い、
「遺る写真」を撮ろうと思いました。